腰痛の方はふとん選びが重要
腰痛の方の多くが誤解しているふとんについて書きます。
日々多くの腰痛患者さんをの話を聞いていると、ある共通点があります。
それは、『薄いふとん』または『固いふとん』で寝ているという事です。
「え!?ふとんで固くて薄い方が良いんじゃないの?」って思われる方が多いと思いますが、実は全くの間違いです。
そもそも、『固い』とか『柔らかい』、『薄い』とか『厚い』は何かと比べて初めて成立する言葉です。
例えば東京タワー。
通天閣に比べれば東京タワーは高いけど、スカイツリーに比べれば東京タワーは低いのです。
つまり、比べる相手によって表現は変わります。
ふとんも同じです。
つまり、ずっと昔のふとんはあまりコシがなくとても柔らかかったんだろうと思います。
なので、『(当時のふとんに比べて)固いふとんが良い』となったのでしょう。
そして、その『固いふとんが腰痛に良い』という言葉だけが残り、さらに『薄い』という尾ひれまでがついて…(笑)
それをふまえて考えると、現在のふとんは私の感覚だと固めのふとんが多いため、『適度な弾力性がある柔らかめのふとん』が良いと言えます。
ただ、これも漠然としているので目安を。それは、
仰向け(上向き)で寝てみて、気持ち良いと感じる事。
そして、『そのまま寝てしまいたい』と思えば最高です^^
『ふとんの役目は睡眠中に体を休める事』
まだ、納得いかない方もいるかもしれないので、もう1つ例を。
もし、あなたがこれからイスに座って2時間の映画を見るとします。
その時あなたはどのイスを選びますか?
1、全くクッションがない『木製のベンチ』
2、少しだけクッションがある『パイプイス』
3、クッションがある『ソファ』
簡単ですね?
腰痛の方で「ふとんが固いかも?」と思った方は、今晩から変えてみて下さい。
その翌日から変化が出るかもしれません。
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